ペットとしての猫: 2007年12月アーカイブ



ペット今昔物語

ペットといえば以前は犬か猫、と相場が決まっていました。特に猫に関して言えば、今のようにペットショップで売られている高価なものではなく、友人にもらうとか、道で拾うとか、とにかく元手がかからない方法で手に入れることが多かったように思います。当然現代のペットたちとは生活の習慣もグレードも格段の差がありました。まず食事、今のようにペットフードを食べさせてもらっている猫はほんの一握り、ほとんどの猫は夕飯の残りであるとか、ご飯に味噌汁をかけただけだとか、鰹節をのせた通称「猫マンマ」で済ませていました。もちろん猫用の洋服なんて論外です。それから昔のペットとの大きな違いは何と言ってもその生活空間でしょう。昔の猫は今のように美しい寝床なんてありませんでした。専用の座布団かバスタオルがあれば十分だったのです。しかし、昔のペット達は元気でした。ストレスも運動不足もほとんどなく動物らしく毎日を生きていたように思います。ペットがもはや家族化してしまっている現代、もしも昔の猫達がリッチでゴージャスな生活を送る一部の猫達を目にしたらどう思うのでしょう?羨ましがるのか、それともお犬様ならぬお猫様状態に同情するのか、ちょっと聞いて見たい気もします。



ペットの役割

ペットという外来語の日本語訳は、愛玩動物です。愛玩とは愛する玩具、つまりおもちゃです。現代社会の中では、愛玩動物という本来の役目をはるかに越える役割を、その飼い主に対して果たしているペットも少なくありません。犬にしても猫にしても、今は室内で飼われているペットが増えています。室内で飼われるということは、それだけ人間との関わりが深くなり、人間の毎日の生活の歯車の中にしっかりと組み込まれているということになります。こうなってしまうと本来玩具であるはずの猫も家族となってしまいます。そしてもの言わぬ猫達は人間のストレスやいらだちを抑え癒しを与えてくれる、かけがえのない存在となるのです。心療内科の治療法の一つとしてペット療法が用いられているのはよく知られていますし、老人ホームなどのボランティアでもペットたちは十二分に活躍しています。家庭にいるペットも同じような役割を果たしています。その愛らしい姿で疲れて乾ききった人間の心に水を注いでくれるのです。これは昔の犬や猫達には余り見られなかったことです。もちろん昔のペット達もちゃんと自分達の役目は果たしていました。犬ならば番犬、猟犬、幼児の友達兼子守、猫ならば鼠よけ、それから現代と同様の飼い主の心の友人、といったところでしょうか。特に現在よりも米穀店が多かったので、お米屋さんの猫は鼠対策として大きな戦力となっていました。時代を越えてもペット達は我々の生活に大きな役割を果たしているのです。



猫のペット史

猫は元々ペット用の動物ではなく、野生動物で、しかも群れではなく単独で生活をしていました。その起源はリビアヤマ猫であるというのが一般的によく言われています。このリビアヤマ猫は現代でもアラビア半島や北アフリカなどに野生の猫として生活しています。この野生の猫が人間の生活と関わるようになったのは約5000年前の古代エジプト王朝の時代です。ナイル川を中心に栄えたこの文明では、肥沃な大地で大麦や小麦などを栽培していました。収穫した穀物の天敵は鼠です。その鼠の天敵が猫だったのです。今となっては確認の仕様がないのですが、最初から人間がペットとして猫を飼ったのではなく、鼠を獲物として狙った猫が穀物倉庫に住みついたのだといわれています。猫は肉食なので鼠は食べても穀類は食べません。古代エジプトの人々にとって、この猫の倉庫への住み着きはまさに天恵だったのです。しかしこの時はまだペットと呼べる関係ではありませんでした。その後長い時間をかけて少しずつお互いの生活や心の距離が縮まっていってペットという存在になっていくのです。古代エジプトの、特に王侯貴族たちの間で猫はペットとして非常に愛されていました。亡くなるとミイラにして埋葬していましたし、壁画などにもペットとして愛されている姿が描かれているのです。



猫、海を越える!

アラビア半島や古代エジプトに生活していた野生の猫が人間のペットとなっていったきっかけは、エジプト王朝時代の穀物倉庫を荒らす鼠を獲物とする猫が倉庫に住みついたことでした。ではこのペット化してきた猫たちはどうやってはるか遠い日本までやってきたのでしょう。日本に異国の物や文化が入ってくるルートは、有名なシルクロードです。猫たちもこのシルクロードを旅して来たのです。順を追って見て行きましょう。エジプトでは猫を貴重に扱っていたため、持ち出しは禁じられていました。しかしフェニキアの商人達が旅行中の商品を守るためと、中東やアジアの農業の盛んな土地での鼠よけとして商うために密輸したのではないかといわれています。また中国に渡った猫の中には、日本へ輸出される仏教の経典を鼠から守るために船に乗船させられた猫がいて、それが日本の猫のルーツであるという説が有力です。8世紀後半の宇多天皇の日記には猫のことが書かれているそうです。もちろんペットとしての役割も果たしつつ彼らは本来の狩猟本能を活用して、鼠退治の場での活躍を求められていました。これはごく最近までそうだった、といっても過言ではないでしょう。犬がペットとして人間に都合のいいように改良され続けたのに対して、猫はごく一部の例外を除いては、昔のままの野生の本能を残しているのです。ペットとしては犬のように絶対従順ではありません。少し気まぐれで限りなく魅力的なペット、それが猫なのです。



古今東西化け猫事情

日本では昔から怪談に登場して化けるのは猫、と決まっています。化け猫とは言いますが化け犬とは聞きません。九州の竜造寺家の怪談も、南総里見八犬伝に登場するのも、化け猫や山猫の妖怪です。八犬伝には八房という妖怪化したと思われる大型犬も出てきますが、これは正義の味方です。同じペットであるにも関わらず、なぜこのように扱いが違うのでしょう。これはやはり本能的な習性であるとか、ペットとして歩んできた歴史の違いだと思われます。ペットとして飼われていても猫にはどこか人間になつききっていなくて、単独行動をとっているようなところがあります。犬は主人に対して絶対服従ですが、猫はペットではあるのですが、背面服従な所を感じるのです。最も日本の怪談の中には、非業の死を遂げた主人の恨みを晴らすため化け猫となって仇討ちをする、というタイプの猫もいるようです。続いて海外の猫をみてみます。海外では日本に比べると幽霊犬の登場が多いようですが、それでもやはり、中世ヨーロッパではペットというよりも魔女の手先として忌み嫌われました。ちょうど魔女狩りが盛んな時代で、野良猫はもちろん家庭でペットとして飼われていた猫までもが、生きたまま焼き殺されました。猫の大量虐殺です。やがて愚かな人間に天罰が下ります。天敵がいなくなった鼠が異常繁殖して、ペスト菌をばら撒いたのです。死者は数千万人に上ったといわれています。



猫のプライド

犬のルーツが狼だということはよく知られています。狼も、狼から派生した野犬も基本的には群れで生活しています。群れというものにはボスが必要です。動物の群れのボスというのは絶対的な権限を持っており、一群は彼に無条件に従います。生きていくための
ノウハウであるとか、外敵から群れを守るためのあらゆる判断はこのボスが行います。ペットとなった今でも犬が飼い主に忠誠心を
持っているのは群れで生活していた名残なのです。しかし元々単独行動の猫にはボスが存在しません。判断も全て自分で行っています。猫がプライドの高い動物であるといわれる所以です。ペットの犬にとって飼い主はある意味ボスになるわけですが、ボスを必要としない猫にとっては飼い主はボスでも忠誠を尽くす相手でもありません。ペットであるからといって猫を思い通りにしようなどと考えてはいけないのです。また猫は自分のテリトリーを非常に大事にします。ペットとして室内で生活していても本能は野生動物なのです。猫にとってテリトリーで大切なのは広さではなく、そこで快適に生活ができるかどうかです。食事と排泄が可能で、子供を生み育てることができる空間、それがテリトリーです。従ってペットの猫にとっては室内でそれらがかなえばそれで満足なのです。ペットであっても猫の気持ちは独立している、それを忘れないで上手に猫と付き合って下さい。



猫の生活

猫という日本語の語源は「寝子」であると言われています。この漢字から想像できるようにペットであろうと野生であろうと、猫は一日の大半を眠って過ごします。その睡眠時間は大人の猫で約16時間、子猫や年老いた猫になると20時間を越えています。これは
ペットになる以前の野生動物だったころの食の習性に起因するものです。元来猫は肉食です。ペットならば毎日ゴロゴロしていても決まった時間になるとペットフードなどの食事が与えられますが、野生の肉食動物達は狩猟をして餌を手に入れなければなりません。草食の場合と違っていつも餌にありつけるわけではないのです。一度食事を済ませると、次の狩猟までなるべく無駄なエネルギーの消費を避けるのです。猫は夜行性の動物です。ペットとして生活をしていてもやはり夕方から夜にかけてがよく活動をする時間帯です。その中でも狩猟に最適な夕方と夜明け前に最も活発に動くのですが、これはその時間帯が狩猟の成功率が最も高いからです。そして日中動く主な目的は自分のテリトリーの見回りとマーキングです。尿をかけたり、便をしたり、爪とぎをして自分の匂いをつけるのです。室内のみで飼われているペットの猫にはマーキングの必要はないのですが、野生時代の名残で爪をといでいるのです。



猫の一生

猫の寿命はおよそ15年、人間の年齢に換算すると70代半ばといったところです。最も、猫の種類や、野良猫かペット猫か、さらにペットの中でも完全に室内で飼われている猫と出歩き可能な自由猫とでは、多少違ってきます。これは食事や運動量、ストレスなどが寿命に影響するからです。大体生後1ヶ月で人間の8歳、1年で15歳、2年で24歳、その後は1年で4歳ずつ歳を取っていきます。人間と比べるとあっという間に大人になっていくのです。最近は栄養のバランスのとれたペットフードも多数市場を出回っており、獣医学も目覚しい進歩を遂げています。ペットのストレスをためないように適度な運動をさせて、食事にも気をつけてやれば、個体差はありますが、20年近く生きている長寿の猫も増えてきています。人間にも老化があるように猫にも老化があります。大体生後7年を過ぎた頃から老化が始まります。人間では44、5歳に当たります。ペットとして猫を飼う場合は健康に気をつけてあげてください。子猫の時は可愛がっていたけれども、年を取ってきたら世話をするのが面倒になって捨てる、という無責任な飼い主もいます。猫に限らず、ペットを飼う場合には最期まで責任を持ちましょう。



旅は猫連れ・・・

ペットを連れて旅行をする。それは現代では割と普通のことです。ペットと一緒に泊まれる宿泊施設も増えてきています。ではどうやってペットである猫を連れて旅行をするか、ということですが、どういう移動手段をとるにしても猫はキャリーバッグに入れるのが基本です。自家用車であっても車内で放しておくと動き回って運転の妨げになる場合も考えられますし、仮に後部座席でおとなしくできるようにしつけていても急ブレーキや急ハンドルの際猫が危険な目に合わないとは限りません。普段からキャリーバッグの中でおとなしくくつろげるようにしつけておきましょう。子猫の時から出かける時はバッグの中で静かにじっとしているという習慣を身につけさせておきましょう。電車やバスなどの公共の交通機関を利用する場合は会社によってペット持ち込みに対する規定が違いますので、事前に問い合わせて起きましょう。また、猫を嫌がる人もいますので、必ずキャリーバッグは足元におきバスタオルなどをかけて中が見えないようにしましょう。その方が猫も落ち着きます。そして周りの方に自分がペット連れであることを一言断っておいて下さい。飛行機での移動の場合、国際線と国内線で多少違います。国際線だと客室に持ち込むことも可能ですが、国内線は荷物扱いです。ただ両者とも、事前の予約が必要なので忘れないようにしてください。また猫は犬と比べると乗り物酔いをしにくいペットだといわれていますが、余り長時間の場合病院で酔止めを処方してもらうといいでしょう。



ペットに関するトラブル

ペットを飼っていればさまざまなトラブルが発生します。ペットとの快適な生活を送るためには、一つずつ解決していかなければならないのですが、ペットに関するトラブルのほとんどは、飼い主の責任感のあるしつけで未然に防ぐことができます。ペットの中でも猫が引き起こすトラブルで最も多いのが自由に外出している飼い猫が、他家の花壇を踏み荒らしたり、庭に排泄をて悪臭をさせたり、生ごみをあさったりということです。駐車中の車の上に乗ってボンネットに爪あとをつけてしまうということもあります。これらについてはとにかく証拠をつかみにくいし、猫は言葉を話しませんので、本当はどの猫がやったのか分からないことが多いので、無実なのに疑われたり、実際はやっているのに飼い主が気づかなかったりして、近所との関係が悪化していくこともあります。そうなることを防ぐためには室内飼育が最適です。子猫の時から室内で飼っていれば、猫もそれほどストレスも感じずに生活することができます。また、ペットを溺愛している人にありがちなのが周囲の人も皆ペット好きだという錯覚です。世の中には猫が大好きな人もいれば、大嫌いだという人もいることを決して忘れないようにして下さい。独りよがりで自己中心的な愛情は、猫も周囲の人間も迷惑以外のなにものでもないのです。



猫の多頭飼育は虐待か?

時々新聞やテレビで、猫を何十匹も飼っていて近隣の住民に迷惑をかけているという猫屋敷のニュースが報道されています。ペットを飼うには色々なルールと責任があります。その責任とはペットを最期まで愛情をこめて接してやるという、ペットに対する責任と、自分のペットが近隣の住民をはじめとする、他人に迷惑をかけないという社会に対しての責任です。いくら猫が好きだからといって、野良猫を拾ったり捨て猫を連れてきたりして。度を越えた多頭飼育は問題行動です。猫に限らずペットの多頭飼育をしている人は少なくありません。個性や性格、年齢の違うたくさんの猫に囲まれた暮らしは楽しいことでしょう。しかしこの多頭飼育にも限界があります。あまりにも数が増えてしまうと、一匹一匹に目を配りにくくなりますし、悪臭や排泄、不衛生、近隣住宅への猫の侵入などたくさんの問題が出てきます。さらに猫屋敷だという噂が立つことによって、家に前に猫を置いていかれるということもあります。こうやって増え続けていくと愛情も疎かになりますし、猫のためには決してよいことではありません。もはやペットではなく、ただの猫の捨て場になってしまいます。実際に手を出していなくても、限度を越えた多頭飼育はある意味で猫達への虐待であるとも言えるでしょう。



ペットロスから立ち直る

ペットロス、という言葉は最近よくマスコミなどでも取り上げられているので、耳にしたことがある方も多いと思います。これは愛するペットに先立たれて、その喪失感や悲しみから立ち直れない状態のことをいいます。ペットが家族の一員として愛されている現代社会においてペットロスは深刻な問題となっています。どんなに可愛がって愛情を注いで育てても、猫は絶対に飼い主である人間よりも先に寿命が尽きます。ほとんどの場合、時間の経過とともに徐々に立ち直っていくものですが、なかなかそうはいかない飼い主も増えてきています。これは昔と違って近所付き合いや地域との係わり合いが減ったことで、猫との繋がりがあまりにも強くなりすぎて、猫に精神的に依存している人が多くなってきたからだといわれています。さらにペットロスは一般的に理解されにくい症状であることも挙げられます。ペットを飼っていない人や猫が嫌いな人から見れば、「たかが猫が一匹死んだ位で・・・」といった程度の問題ですし、犬にしろ猫にしろ、ペットに対して精神的にある程度距離をおいて上下の関係を築いていた飼い主ならば、悲しみはあるでしょうが、立ち直るのも早いでしょう。だからといってペットロスは恥ずかしいことではありません。無理にこらえようとせずにお葬式を開いて埋葬してあげるとか、同じようにペットを愛する友人などに話をして、沈んだ心を外に向けてやることが大切なのです。



猫のグルーミング

グルーミングとは猫などの動物が、身体全体の手入れをする行為の一つです。最もよく知られているのが毛づくろいです。猫は自分で自分の毛づくろいをするのでセルフグルーミングとも言われています。毛づくろいの他にも、爪を切ったり、耳掃除をしたり、シャンプーをしたりといったペットの手入れのことも意味します。ペットの中でも猫は大変きれい好きな動物です。舌を使って身体を丁寧にグルーミングをします。以前と違い交配や改良が進んでペット用に改良された猫の中には、身体つきや毛の長さなどから、飼い主がグルーミングをしてやらなければならない場合も出てきました。フサフサとした長毛の猫などは、飼い主がブラッシングによるグルーミングを怠ると、毛玉ができてさらにそこから炎症を発症したり、皮膚が引きつったりしてしまいます。また、グルーミングをする時は必然的にペットの身体に触ります。その時に細心の注意を払っておけば、ペットの身体の異常により早く気づくことができるでしょう。普段、猫はグルーミングで出た毛玉は吐き出すか、飲み込んで便と一緒に排泄しますが、長毛の猫だとうまく吐き出せず、腹の中で固まってしまい毛球症という病気を引き起こしてしまいます。グルーミングは言葉を話さないペットと、飼い主の最大のコミュニケーションの方法です。病院などで暴れないように、子猫の時からグルーミングに慣れさせておくことが大切なのです。



地域猫という選択

猫は時代を越えて、人間のペットとしての歴史を歩んできました。それと同時に野良猫の歴史も存在します。猫が可愛いと思ったら、自分でペットとして飼うべきであって、野良猫に簡単に餌を与えてはいけません。かわいそうだから1回だけ、という軽率な気持ちで野良猫に餌を与えると、その瞬間からその猫に対しての責任が発生するのです。また転居先の住宅がペット禁止だとか、子猫の時は可愛がっていたけど、大人になったら愛情がなくなっただとか、年老いた猫の世話をしたくないなどの人間の都合で、簡単にペットとして一緒に暮らしていた猫を捨てる方もいますが、それによって猫は繁殖を繰り返し、さらに野良猫が増えていくのです。この野良猫増殖の解決策として考え出されたのが地域猫という存在です。地域猫はペットでも野良猫でもありません。地域中の有志の人々が野良猫に餌を与えて生活させ、自分達でカンパをして責任を持って去勢・避妊手術を受けさせ、時間をかけてその地域の野良猫を減らそうという作戦です。つまり、その地域で猫を飼うのです。いって見ればその地域のペットということになるでしょう。そして今この地域猫が、ボランティアの人々に支えられて徐々にではありますが効果を上げてきつつあるのです。



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