猫の生活

猫という日本語の語源は「寝子」であると言われています。この漢字から想像できるようにペットであろうと野生であろうと、猫は一日の大半を眠って過ごします。その睡眠時間は大人の猫で約16時間、子猫や年老いた猫になると20時間を越えています。これは
ペットになる以前の野生動物だったころの食の習性に起因するものです。元来猫は肉食です。ペットならば毎日ゴロゴロしていても決まった時間になるとペットフードなどの食事が与えられますが、野生の肉食動物達は狩猟をして餌を手に入れなければなりません。草食の場合と違っていつも餌にありつけるわけではないのです。一度食事を済ませると、次の狩猟までなるべく無駄なエネルギーの消費を避けるのです。猫は夜行性の動物です。ペットとして生活をしていてもやはり夕方から夜にかけてがよく活動をする時間帯です。その中でも狩猟に最適な夕方と夜明け前に最も活発に動くのですが、これはその時間帯が狩猟の成功率が最も高いからです。そして日中動く主な目的は自分のテリトリーの見回りとマーキングです。尿をかけたり、便をしたり、爪とぎをして自分の匂いをつけるのです。室内のみで飼われているペットの猫にはマーキングの必要はないのですが、野生時代の名残で爪をといでいるのです。

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このページは、 itosuiが2007年12月13日 11:52 に書いたブログ記事です。

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