ペットとしての猫の最近のブログ記事



猫にタブーの食品

猫には食べさせてはならない食品がいくつかあります。
ペットとして猫を育てていく時には絶対に覚えておかなければならない事柄です。

まず、ねぎ類ですが、これは長ネギ・玉ねぎともに与えないようにして下さい。赤血球が破壊され、貧血を起こしたり血尿を出したりします。次に生のイカです。猫の好物のような気がしますがビタミンB1欠乏症で歩行困難になってしまいます。この状態を見て昔の人々は「猫がイカを食べると腰を抜かす」と称したのです。また猫はほとんど汗をかかないので余り塩分の強い食品は悪影響ですし、刺激の強い香辛料は味覚を麻痺させるかもしれません。
生後間もない時期の子猫からペットとして飼う時に注意しなければならないのは人間と同じ牛乳や乳製品を与えてはならないということです。猫には乳糖を分解する成分がないのです。猫用のミルクをあげるようにして下さい。

最後は生の豚肉です。熱を通せば大丈夫なのですが、生だと人獣共通感染症の一つのトキソプラズマ症の原因となる、トキソプラズマ(原虫)のオーシストという卵のようなものが含まれていることがあり、ペットから人へと感染してしまいます。猫をペットにする時は気をつけてやらなければなりません。肥満や腎臓病、ストレスによる脱毛など、現代のペットの病気は、人間と共通するものも少なくありません。ペットのためを思うのなら、自分と同じものを与えるのではなく適切な食品を適切な量だけ与えるようにしましょう。



ペット今昔物語

ペットといえば以前は犬か猫、と相場が決まっていました。特に猫に関して言えば、今のようにペットショップで売られている高価なものではなく、友人にもらうとか、道で拾うとか、とにかく元手がかからない方法で手に入れることが多かったように思います。当然現代のペットたちとは生活の習慣もグレードも格段の差がありました。まず食事、今のようにペットフードを食べさせてもらっている猫はほんの一握り、ほとんどの猫は夕飯の残りであるとか、ご飯に味噌汁をかけただけだとか、鰹節をのせた通称「猫マンマ」で済ませていました。もちろん猫用の洋服なんて論外です。それから昔のペットとの大きな違いは何と言ってもその生活空間でしょう。昔の猫は今のように美しい寝床なんてありませんでした。専用の座布団かバスタオルがあれば十分だったのです。しかし、昔のペット達は元気でした。ストレスも運動不足もほとんどなく動物らしく毎日を生きていたように思います。ペットがもはや家族化してしまっている現代、もしも昔の猫達がリッチでゴージャスな生活を送る一部の猫達を目にしたらどう思うのでしょう?羨ましがるのか、それともお犬様ならぬお猫様状態に同情するのか、ちょっと聞いて見たい気もします。



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