ペットとしての猫: 2008年1月アーカイブ



猫にタブーの食品

猫には食べさせてはならない食品がいくつかあります。
ペットとして猫を育てていく時には絶対に覚えておかなければならない事柄です。

まず、ねぎ類ですが、これは長ネギ・玉ねぎともに与えないようにして下さい。赤血球が破壊され、貧血を起こしたり血尿を出したりします。次に生のイカです。猫の好物のような気がしますがビタミンB1欠乏症で歩行困難になってしまいます。この状態を見て昔の人々は「猫がイカを食べると腰を抜かす」と称したのです。また猫はほとんど汗をかかないので余り塩分の強い食品は悪影響ですし、刺激の強い香辛料は味覚を麻痺させるかもしれません。
生後間もない時期の子猫からペットとして飼う時に注意しなければならないのは人間と同じ牛乳や乳製品を与えてはならないということです。猫には乳糖を分解する成分がないのです。猫用のミルクをあげるようにして下さい。

最後は生の豚肉です。熱を通せば大丈夫なのですが、生だと人獣共通感染症の一つのトキソプラズマ症の原因となる、トキソプラズマ(原虫)のオーシストという卵のようなものが含まれていることがあり、ペットから人へと感染してしまいます。猫をペットにする時は気をつけてやらなければなりません。肥満や腎臓病、ストレスによる脱毛など、現代のペットの病気は、人間と共通するものも少なくありません。ペットのためを思うのなら、自分と同じものを与えるのではなく適切な食品を適切な量だけ与えるようにしましょう。



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